2018年9月8日(土)~2018年10月14日(日)
佐野美術館
本展は大阪・和泉市久保惣記念美術館所蔵の6,000点を超える浮世絵版画から厳選した約150点を紹介いたします。北斎や広重の代表作などから東海道をたどる展示を行います。ときに江戸時代の旅人となって、街道の美しい風景や珍しい風物をお愉しみ下さい。
イベント詳細
葛飾北斎(かつしか ほくさい)(1760~1849)と歌川広重(うたがわ ひろしげ)(1797~1858)は江戸後期に活躍した、世界に広く知られる浮世絵師ですが、ともに風景画の分野で人気となりました。 江戸時代は街道や宿場が整備され、人や物が盛んに行き交いました。やがて社寺参詣を目的としながら物見遊山をする人々が増え、旅の心得や地図、名所案内などが出版されました。北斎や広重の風景画はこのような機運のなか登場したのです。 北斎は大胆な構図で様々な角度から望む富士の雄姿をとらえ、広重は繊細な感性で季節のうつろいを叙情豊かに描きました。これまでにない彩りと変化に富んだ表現は、人々の旅情を掻き立て、様々な富士や東海道のシリーズが生まれました。
アクセス
静岡県三島市中田町1-43