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可能性を追求し 新たな挑戦を重ねる

今回のお相手

鋳造が盛んな山形市銅町において、江戸時代後期より鋳物業を営む清光堂工芸社。初代から数えて十代目に当たる佐藤琢実さん。プロダクトデザイナー黒川雅之氏デザインの鉄器シリーズ IRONY (アイロニー)の製作や、銀象眼を使った手法など、現代的デザインと伝統的工芸を融合させた挑戦は従来の枠を越え、世界に広がっています。無限の可能性を秘めた山形鋳物に携わる、佐藤さんの想いを伺ってきました。

作品一覧

ハ角形尾垂  銀象嵌入

砂鉄 平丸霰  銀象嵌入

双龍釜 本銀摘み付


終わりのない学び 無限の喜び



――作品づくりも、“枠”を超えて。



佐藤琢実氏:
デザインに関しては、昔からの型もありますので、その模様を違うものにしてみようかなどと考えていきます。デザインだけでなく、味わいも鉄瓶の魅力の一つだと思います。高い金属ほど、ワインでいうと“ひらく”という作用があるそうです。鉄瓶の場合は、お湯に鉄分が入るので、少し角がとれたようなまろやかな味わいになります。そうした材料の特性を生かした制作もやっていきたいですね。

――こちらに、銀象嵌の美しい鉄瓶が並んでいます。



佐藤琢実氏:
この銀象嵌の使う手法は、はもともと京都が主流で、山形の鋳物ではあまり一般的なものではありませんでした。うちにある銀象嵌の製品も最初は外注していましたが、その外注先が仕事をたたむことになり「自分でもやってみよう」と決心しました。難しい技術ですから、分からない部分は銀を専門に扱う知人に聞きながら、習得していきました。

しかし、何かが分かれば、また分からない世界への入り口にたった心境で、まだまだ学びの途中です。お茶会などで知り合う、同世代の道具職人さんたちに刺激を受けながら、日々技術を磨いています。

そうやって皆で高めあった技術がお客さんの満足に繋がった時、私の喜びになります。これからもそうした喜びを感じてもらえる作品を作り続け、アジアだけでなく、世界中の人たちに届けていきたいと思います。


(取材・文 沖中幸太郎)

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