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江戸切子の世界に邁進する

今回のお相手

国の伝統工芸士である堀口徹さん。数々の賞を受賞する作品から、普段使いの手元に届く商品まで、様々な江戸切子づくりに携わっています。三代秀石として、日々何を考え、江戸切子に向き合っているのか。師匠から受け継いだものづくりへの情熱、想いを、新たに構えた“堀口切子”の工房で伺ってきました。

作品一覧

黒被万華様切立盃

籠目ニ菊繋文切立盃

タンブラー(よろけ縞)

そば猪口(よろけ縞)


技術受け継ぎ 向き合い方を伝える



――挑戦は続きます。



堀口徹氏:
作品によっては、伝統工芸江戸切子の本筋から外れているという評価もしていただいています。けれども、本筋がなければ「外れ」もありません。伝統工芸江戸切子があるからこそ、本筋にも新たな作品にも取り組むことが出来るのです。ですから、それに対して報いなければという想いがあります。

江戸切子にもっと親しんでもらい、その中で正しい形で江戸切子が認識されてほしい。伝統を継承するために、必ず一人以上の弟子を育てることを考えています。100人の江戸切子の職人が一人以上弟子を育てることが出来れば、伝統はしぼむことなく受け継がれていきます。習っておいて自分の代でおしまいでは申し訳ない。

私が師匠から継承したものは、技術的なことだけでなく、硝子や江戸切子との向き合い方です。私も三代秀石として、技術はもとよりその向き合い方を伝えたい。そして、私自身も江戸切子に向かい合っていく中で、より美しく、より使いやすいものを作る職人であり続けたいと思っています。


(取材・文 沖中幸太郎)

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